おいしい茹で方のコツ

おそばのおいしい茹で方を教えてください。

一度に茹でる蕎麦の量にもよりますが、大きめの鍋に、茹でる量の10倍ほどのたっぷりの水を、グツグツ煮立つまで沸騰させます。そこに、袋から取り出した蕎麦をやや高い位置からそっと手でほぐし入れます。鍋の中の麺は、直ぐにかき混ぜません。一呼吸置いて麺が泳ぎ始めたら、お箸で 2〜3回優しく回してほぐします。ほぐれた後は常にかき混ぜる必要はありません。そのまま煮立ったお湯の対流に任せてください。茹で時間はお好みですが、5分半を目安にざるに引き上げます。温かく召し上がる場合には、茹で時間は 1分短くしてください。

食べ方の工夫を教えてください。

①せいろうの場合
茹で立ての麺を、口の広めのざるに引き上げ、冷たい水道水で手早くほぐし洗いします。
引き上げて直ぐは大変熱いので、水道水を廻しかけながら、ざるを振るいながら冷まし、ある程度冷めてから、水を廻しかけ続けて5本指を広めに広げてほぐしていきます。こしのあるせいろうに仕上げるには、湯から引き上げてから、手早く冷ますのがコツです。

お好みで、ひら海苔を手でちぎり乗せて、のりかけせいろうとして召し上がってください。
その他、生玉子を途中からつゆに落としてマイルドなせいろうもおすすめです。

または、すり下ろし大根を合わせて、辛味そば。すり下ろし山芋と合わせて、とろろせいろう。納豆と合わせて納豆せいろう。海老や、季節野菜の天ぷらなどを合わせていただくと、ちょっとしたおもてなしのご馳走にもなります!

②温かい、かけそばの場合
そばの茹で時間を 1分短くしてください。
茹で上がる時間に合わせて、つゆを水で2倍ほどに薄めて温めておきます。そこに湯だったそばをお湯を充分きり、すばやく入れて、温かいつゆと馴染ませ、手早く丼に移し替えます。

お好みで、生玉子を落として、月見そば。
すり下ろし山芋をかけると、とろろ山かけ。
なめこを入れて、温なめこそば。
などなど…

少し上級者の方には、丼に移す前に、鍋に溶き卵を廻しかけて沸騰させた、玉子とじそば。
更には、そこに水溶き片栗粉を廻しかけて、とろみをつければ、玉子とじあんかけそば。

もちろん、かけそばに、海老の天ぷらや、かき揚げを乗せると…豪華な天ぷらそばや、かき揚げそばに大変身します!